いつの間にかポツポツと毛穴を主張しはじめる硬い角栓。
見た目の印象をダウンさせてしまうだけでなく、手触りもザラザラとしていて本当に嫌ですよね。
この記事では、鼻などの硬い角栓を取り除くにはどうしたらいいのか解消法についてまとめています。
角栓を取りたい一心でゴシゴシ洗ったりするのはNGです。
目次
そもそも角栓ができる原因とは?
そもそも角栓ができる主な原因といわれているのが「乾燥」です。
乾燥でターンオーバーが早くなると水分不足で角質が詰まりやすくなってしまうんですね。
そして硬い角栓の正体ですが、こちらは「角質」です。
皮脂の多い鼻にできやすいので皮脂が詰まってできているように思いがちですが、実は角栓の約70%は角質でできています。
角質はたんぱく質なので、触ると硬い感触がしてザラザラしてしまいます。
硬い角栓の取り除き方
ではさっそく硬い角栓の取り除き方を見ていきましょう。
1.ホットタオルで角栓をゆるめる
クレンジング前にホットタオルで温めると角栓がゆるみやすくなります。
温めることで皮膚や毛穴がゆるむので、毛穴に詰まっている皮脂がやわらかくなり、角栓が取れやすい状態になりますよ。
2.正しい洗顔を行う
正しい洗顔を行えているかいま一度確認してみてください。
1.手を洗って清潔にする。
2.水かぬるま湯で事前に顔を濡らしておく。
3.洗顔料を逆さにしても落ちないくらいにしっかり泡立てる。
4.泡を肌の上で転がすように洗う。
5.ぬるま湯でぬめりがなくなるまで20回程度すすぐ。
6.柔らかいタオルでやさしく押さえながら水分を吸い取る。
3.肌の保湿力を高める
先にもお話しましたが角栓の元凶は乾燥です。
化粧水はたっぷりとつけて、気になる毛穴には重ねづけしていきましょう。
化粧水をつけたあとは、乳液やクリームでフタをすると、化粧水が蒸発するのをふせげます。
角栓のNGな取り除き方
角栓を取り除くうえでやってはいけない方法はこちらです。
ムリやり押し出す
見つけたらついやってしまいたくなるものですが、角栓をムリやり押し出すのはやめましょう。
確実に肌を傷つけてしまいますし、爪に付いている細菌のせいで毛穴が炎症を起こす可能性があります。
ピンセットなどでつまみ出す
毛穴から飛び出している角栓をピンセットなどでつまみ出すのはNGです。
毛穴を押し広げてしまうので、大きな角栓のつまりを招く恐れがあります。
角栓を詰まらせないためにも生活習慣を見直す
角栓を詰まらせないようにするには生活習慣の見直しも大切です。
具体的には以下のようなことに気をつけるといいですよ。
バランスの良い食生活を心がける
肌のためにとりたい栄養素と食材はこちら。
ビタミンA(βカロテン)
- 鶏レバー
- モロヘイヤ
- ウナギ(かば焼き)
- ニンジン
- 春菊
ビタミンB2
- 豚レバー
- サバ
- モロヘイヤ
- カレイ
- ソーセージ(魚肉ハム)
ビタミンB6
- ミナミマグロ(赤身)
- 鶏むね肉(皮なし)
- カツオ
- 豚もも(脂身なし)
- 牛レバー
食物繊維
- オクラ
- エリンギ
- 切り干し大根
- ほうれん草
- えのきだけ
- きんかん
- ごぼう
- こんにゃく
- レモン
- ゆりね
適度な運動を行う
適度な運動は、体の中から角栓のできにくい体質をつくることにつながります。
運動して血行を促進することで、肌の代謝がよくなり肌全体に栄養も行き渡りやすくなります。
またストレス解消にも効果があるので、仕事や家事でストレスを感じている方は積極的に行いましょう。
睡眠は十分にとる
人は睡眠中に皮膚細胞を構成するタンパク質の合成を活発におこない、成長ホルモンを分泌します。
成長ホルモンは深いノンレム睡眠がきっかけで分泌されるものなので、睡眠不足になると分泌量が低下して皮膚がべたついたり乾燥したりしてしまいます。
肌のゴールデンタイムと呼ばれる夜10時~夜中2時頃に分泌が増えるので、できるだけその時間帯には寝ていることが望ましいです。
まとめ
今回は、鼻などの硬い角栓を取り除くにはどうしたらいいのか解消法についてご紹介しました。
正しい洗顔や保湿はもちろん大切ですが、これらはあくまでも外からのケアにすぎません。
生活習慣の見直しもいっしょに行って内側からのケアもプラスするとより効率です。
角栓は見えるだけで老けた印象やよくない印象を与えてしまいます。
酸化した角栓は大きく目立つこともあるので、角栓に気づいたら早めにケアしていくようにしましょう。